
私はリトルトゥース(オードリーファン)。若林のエッセイは大体読んだが、今回は小説。名作だった。
土曜日の新宿紀伊國屋。2階。サイン本はとっくに売り切れ。買う努力はしてないくせに、メルカリを見るとなんとなくムカムカする。

青天(あおてん)とは、アメフト用語で試合中に相手から強いタックルを受け、空を向いて仰向けに倒れ込む状態のことを言い、屈辱的なプレイとのこと。
あれこれ思考するものの、人に面と向かえない不器用な高校生。3年春の引退試合で強豪校のエースに青天させられ、大敗。引退後は成績も良くなく、大学には行けそうもない。流されるままに不良とつるんでも、馴染めない。非行の告げ口をして、鼻まで折られる。親との関係も微妙。
そんな中、後輩キャプテンから秋大会に出ないかと誘われる。全てが中途半端で、アメフトで誰かにぶつかってないと自分が生きているかわからないと感じてた主人公は、復帰する選択をする。
部内では一人先輩で浮きながら、ただひたすら練習に励み、アメフトを通じて自分の考えを表現できるようになる物語。
通常の青春小説としても面白いが、主人公の心のセリフがこれまでの若林エッセイのようで、これがとても刺さる。日本語ラップの名曲も散りばめられている。
プレイリストを作ってくれてる。https://youtube.com/playlist?list=PLEysgXi8HCXQZU7FivglS-LpiKId01KKc&si=dJ2iB9ESpbQNxkn6
自分も正面から衝突することは避ける傾向にあるが、直向きさと、勇気を出して正面で向かい合うことの大切さが骨身にしみた。
青天。させられた。次はこっちがさせないといけない。
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